研究設備
Equipments
研究で使用している設備(装置・ソフトなど)を紹介します。*順次、掲載中
X線応力測定装置(iXRD, Proto Manufacturing Ltd.)
本研究室の中心的研究テーマであるX線応力測定を行なう装置です。2023年1月に導入されたばかりの、本研究室の最新装置です。
研究成果やX線応力測定法に関する説明は作成中ですので、当面はメーカーのwebサイトをご覧ください。
ナノインデンテーション装置(Hysitron TI Premier, Bruker)
ナノレベルの荷重で超微小部の硬さ試験が可能な装置です。本装置は他の研究室と共同で管理・利用をしています。2022年1月に導入されたばかりの本研究室期待の大型装置です。
研究成果やX線応力測定法に関する説明は作成中ですので、当面はメーカーのwebサイトをご覧ください。
疲労試験機(Servopulser, Shimadzu)
繰返し負荷による材料の損傷や破壊を調べる装置です。機械・構造物の破損の多くは繰返し負荷による疲労破壊により生じており、材料や部材の疲労特性を把握することは必要不可欠です。最大荷重5tと10tの2台があります。
<研究成果例>
"強度電磁鋼板の疲労強度におよぼす打ち抜き加工の影響", 上野紘豊,阿部崇志,渡辺広光,飯野雄基,秋田貢一,自動車技術会2022年春季大会 | Link
微小硬度計(HMV-G20S, Shimadzu)
微小部の硬さ試験を行うための装置です。例えばショットピーニングやレーザーピーニングといった表面加工を行った後の材料表面の硬さを評価したりすることができます。
・圧子:ビッカース圧子
・試験力レンジ:0.01~2 kgf
<研究成果例>
"X-ray diffraction study on microstructures of shot/laser-peened AISI316 stainless steel"
Journal of Nuclear Materials 443, 107 (2013) | Article
有限要素解析ソフト(Marc/Mentat, Hexagon)
有限要素法による応力解析を行います。例えば実験では確認できない変形中や内部の応力・状態などをシミュレーションによって得ることができます。本研究室では非線形有限要素解析ソフトMarc/Mentatを中心に利用しています。他にもソルバーとしてMSC Nastran、プリポストとしてPatranなどの利用も可能です。
この画像はビッカース硬さ試験を模擬してダイヤモンド圧子を被測定材に押し込んだ際の変形・応力をシミュレーションしています。
Marc | HECAGON Webサイト
光学顕微鏡(Nikon)
試験片の研磨状態の確認から組織観察など幅広く利用しています
卓上真空ガス置換炉(ADVANTEC)
真空中または不活性ガス(Ar)雰囲気中での焼きなましなどの熱処理ができる電気炉です。1,100℃までの昇温が可能です。
大学共通設備
本学の共通設備としてナノ科学技術学際研究センターの分析器も利用させていいただいています。
<主な使用装置>
・電界放射型走査電子顕微鏡/FE-SEM(SU8230, Hitachi)+電子線後方散乱回折/EBSD(Oxford)
・X線回折装置/XRD(D8 Advance, Bruker)
・X線応力解析装置/XSA(Discover with GADDS, Bruker)